「こりゃ、いかん」を書いたときは、事態はかなり深刻だと思っていたのですが、昨日、AppleScript の XML-RPC に不具合があることを 突き止め ると、「そこかしこで調子が悪くなっているのは、そこかしこで XML-RPC を行っているからで、それさえ直れば大したことないんじゃないか」と思い始めたのですが、やはりそうだったようです。
こういうときは荒療治。現行バージョンで、画像のアップロードのためだけに導入した The Cocoa XML-RPC Framework に、全ての XML-RPC を任せることに。…と言っても、コード6行ぐらい。
あとは、Interface Builder でバインディングのキーパスを修正。なぜかと言うと、AppleScript では大文字小文字が区別されないため、例えば XML-RPC で struct
型(AppleScript が record
型に変換してくれる)の値が返ってきたとすると、ラベル部分が「blogName
」 のはずが 「blogname
」になってしまう。これまでこの仕様に合わせてきたから。
The Cocoa XML-RPC Framework については、どうも AppleScript より遅いのではないか、という先入観を持っていて、スピードが出るのか心配していたのですが、通信を始めるまでが僅かにもたつくけど、通信を始めてからはほんのり速いかな、という感じです。
また、Xcode 3 でビルドしたものを Tiger マシンに持っていってテストしてみていますが、こちらの動作も良好です。
もう落とし穴が残っていないとは限らないし、Leopard にした影響なのかよく分からない、マイナーな不具合もいくつか見つかっていますので、お約束はできませんが、これで、かなり早いうちに Leopard 対応版をリリースできると思います。
…というわけで、AppleScript にこだわってるのか、こだわってないのか、よく分からないエピソードでした。
“Leopard 上の Kaku から初の投稿” への1件のコメント
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